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  • 東範彦

4/18 小児へのコロナワクチンの有効性



こんにちは!


暖かくなったり寒くなったりしており、風邪が多くなっています。

過去2年はコロナの影響で、新年度の感染症が少なかったのですが、今年は久々に新年度の感染症が流行しています。

少し懐かしい気持ちです。


本来、こどもはお互いに感染症をうつしあって段々と強くなっていくので、こうやって風邪が多いのは自然な状態なかと思います。


もちろん、肺炎球菌やHibといった細菌性髄膜炎を引き起こす感染症にかかると死亡や後遺症のリスクになるので、こういった感染症に対しては予防接種でしっかりと予防することが大切です。


予防接種の中でも、効果が見込める予防接種と見込めない予防接種があります。

少し、難しい話になりますが、肺炎球菌やHib、麻疹、風疹といった感染症は細菌やウイルスが血液の中に入ってから広がって症状が出るので、予防接種で血液の中に抗体を産生することで予防が可能となります。


しかし、コロナやインフルエンザといった感染症は血液の中でウイルスが広がっての症状が出るのではなく、鼻や気道の粘膜に接触して症状がでます。

血液の中に抗体があったとしても、粘膜からの感染を防御できるわけではありません。

そのため気道感染症はワクチンの効果が弱くなってしまいます。


新型コロナウイルス感染でも各国でデータが出てきています。


一つ目の研究では、感染予防効果はなんと25%程度です。

接種してもしなくてもほとんど差がないという結果です。



他の研究では、感染予防効果は29%とかなり低いです。

重症化予防効果も41%とイマイチ。。

そもそも重症化する率が低い小児に対して、感染予防効果が少なく、重症化予防効果もそれほど高くないワクチンは積極的には勧められないと考えます。




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