
こんにちは!
もう8月も終わりですね。
早いです。
世の中、新型コロナはまだまだ収束せず、アフガンの情勢も微妙で不確定要素が多いですね。
ワクチンもモデルナ製に金属が混入したりと論争を呼んでいます。
ブレイクスルー感染と言って、ワクチンを2回接種しても感染してしまう事例も多くあり、ワクチンを接種したからといって安心できる環境ではありません。
では、ワクチンを接種することで重症化率はどれくらい下がるのでしょうか?
ワクチンを多く接種しているイスラエルのデータが参考になります。
https://www.covid-datascience.com/post/israeli-data-how-can-efficacy-vs-severe-disease-be-strong-when-60-of-hospitalized-are-vaccinated
8月15日の時点でイスラエル国内で重症新型コロナウイルス患者は515人いました。
そのうちの約60%がワクチンを2回接種済です。
ワクチン非接種者 214人
ワクチン接種者 301人
どうでしょう?
数値だけを見ると効いていないようにも見えます。
しかし、イスラエルでは12歳以上のワクチン接種率が78.7%もあります。
そのためベースの人口はワクチンを接種した人の方がはるかに多いんです。
違った角度から見ると、
人口10万人当たりの重傷者数は
ワクチン非接種者 16.4人
ワクチン接種者 5.3人
となり、重症化の割合はワクチン接種者の方が低くなっています。
特に50歳以上では10万人当たり91.9人の重症者がワクチンを接種することで13.6人まで低下しています。

一方、年齢別のデータを見ていきます。
50歳以上では明らかにワクチンの効果が認められます。

39歳以下でも効果は認められますが、ワクチン非接種者の10万人当たりの重傷者数は12-15歳は0.30人、16-19歳では1.60人、20-29歳では1.50人、30-39歳では6.20人と、50-59歳のワクチン接種者2.90人や60-69歳の8.70人よりもはるかに低くなっています。
つまり、60歳以上のワクチン接種した人たちよりも、39歳以下のワクチン非接種者の方が重症化リスクは低くなります。
39歳以下でもワクチンの効果はあるように感じますが、10万人あたり1-2人程度の重症者を0人にするのは現実的でしょうか?
ワクチン接種によって亡くなった方はいますし、これから若年者に接種することで副作用報告は次々と上がってくると思います。
新型コロナウイルス感染で重症化する可能性と、ワクチン接種によって副作用が出る可能性と、どちらを取るかになってきます。
現時点での個人的な意見では、50歳以上はワクチン接種のメリットがあると考えられますが、30歳代以下ではリスクとメリットの釣り合いが取れていないので積極的には推奨しにくいと考えます。
ちなみに表の一番右の重症化リスクとは、30-39歳のワクチン非接種者が重症化するリスクに比較して、各年代のワクチン非接種者の重症化の割合がどれくらい高いのかを表しています。
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