こんにちは!
6月になりましたね。
関東ではすでに梅雨入りし、雨が多くなっています。
名張でももうすぐかもしれませんね。
梅雨で天気が崩れると喘息が悪化しやすくなります。
僕が普段勤めている大学病院でも喘息で入院する子供が増えてきました。
喘息の治療ですが、①喘息発作を予防する治療と②喘息発作の治療があります。
この季節に重要になってくるのは①の喘息発作を予防する治療です。
喘息がある方は普段から気道の炎症があります。
気道過敏性と言って、ちょっとした刺激で喘息発作が出やすくなります。
喘息発作が出ると咳が止まらなくなったり、息を吐いた時にゼーゼー・ヒューヒューという音がします。
場合によっては、苦しくて横になれなかったり、血液中の酸素濃度が低くなって入院が必要となります。
そうならないためにも、喘息発作を予防する薬が必要となります。
発作を予防する薬は年齢によって異なります。
小さい子供ではロイコトリエン受容体拮抗薬という内服薬がメインになり、それでも発作が出る場合には吸入ステロイドを使用します。
小学生以上の子供や大人では吸入ステロイドがメインになります。
ただ、子供と大人では使用する吸入ステロイドが若干異なります。
喘息は普段は症状がないので薬を自己中断しがちになりますが、梅雨の時期や台風が来た時には急に発作がでてしまいます。
そのため、予防の薬が重要になってきます。
喘息と診断されたものの、治療方針が定まっていない方は気軽にご相談下さい(^^)
Comments