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2/6 ナッツ類の相同性

東範彦

更新日:2024年4月8日


こんにちは!

寒い日が続いていますね。


昨日は関東で大雪でした。

僕は比較的早く東京を出れたので影響は無かったのですが、かなり大変だったみたいです(><)

電車が動かなくて帰れなかったと同僚の医師が言っていました。

北海道や北陸の方からしたらこれくらいの雪で・・・と思われるのでしょうが、年に1回あるかないかの大雪なので対策がなかなか難しいです。

僕の子供は、学校がリモートになったので喜んでいたようです(笑)


さて、本日の話題はナッツについてです。

ナッツアレルギーは実はかなり多くて、2-6歳くらいのお子さんですと、食物アレルギーの原因の第3位にピーナッツが入ります。


ナッツ類で難しいのが、ナッツによってアレルギーが出るか出ないかが全然違うということです。

一つ一つ調べるしかありません。


現在、血液検査で調べられるのは以下のナッツです。

カッコ内に書いてあるのは、そのナッツのコンポーネントというアレルギーの原因蛋白です。

・ピーナッツ(Arah2)

・アーモンド

・クルミ(Jugr1)

・カシューナッツ(AnaO3)

・ブラジルナッツ

・ヘーゼルナッツ(=ハシバミ)

・ココナッツ


以上です。

ピーナッツだけ、クルミだけ・・という方もいれば、複数のナッツ類に反応する方もいます。


採血では調べられないけど結構食べる頻度が高いナッツと言えば、ペカンナッツとピスタチオです。


これらはどうしたら良いのでしょうか?


下の図を見て下さい。


英語で分かりにくいかもですが、ナッツ類の間に矢印の線と数字が書かれています。

これは、矢印のナッツ類での相同性をあらわしています。

数値が1に近いほど相同性が高くなります。


高いのを見ていくと、

・Walnut(くるみ)とPacan(ペカン)が0.76

・Pistachio(ピスタチオ)とCashew(カシューナッツ)が0.86

と高くなっています。


つまり、

クルミでアレルギー反応が出る人はペカンナッツでもアレルギー反応が出やすい。

カシューナッツでアレルギー反応が出る人はピスタチオでもアレルギー反応が出やすい

ということになります。


参考にしてみて下さい(#^^#)




 
 
 

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