こんにちは!
昨日も雪がチラついて寒い日々が続きますね。
道が凍っていることが多いので歩いたり自転車に乗る時には気をつけて下さい。
さて、新型コロナウイルスの感染の拡大は続いています。
他の感染症も同じですが、一般的には国民の6割くらいが感染すると集団免疫が成立して感染症が終息すると考えられています。
1/17の時点で、PCRが陽性になった人数は32,735名です。
日本の全人口の6割となると7000万人程度が感染しないと集団免疫が成立しないので、まだまだ感染拡大が続くことが予想されます。
そこで、ワクチンの接種が海外では開始されています。
日本でもファイザー社製のワクチンの接種が始まりますね。
新型コロナウイルスのワクチンに関しては様々種類があるのですが、ファイザー社製のワクチンはウイルスのメッセンジャーRNAを筋肉注射します。
これまで使用されてきたワクチンは、ウイルスなどの病原体を弱毒化させた生ワクチン(BCGや麻疹・風疹ワクチンなど)か、無毒化した不活化ワクチン(インフルエンンザ)でした。
これらのワクチンはウイルスを増殖させて弱毒化、もしくは無毒化する必要があるので手間も時間も場所もすごく取られるんです。
今回みたいに新しいウイルスに対応するのはちょっと難しいんです。
そこで出てきたのが、メッセンジャーRNAっているウイルスの遺伝子を体の中に入れて、人間の体の中でウイルスのタンパク質を生成するって方法です。
こうすることで、手間も時間も最小限に抑えて多くの方にワクチンを接種することが可能になります。
そして、その有効率もインフルエンザワクチンなどに比較して効果が高いと言われています。
有効率とは、ウイルスに感染して発症する確率がワクチンを接種していない人と比較してどれだけの割合発症を抑えられたかってことです。
インフルエンザのワクチンではおそよ53%の有効率です。
これは、「ワクチンを接種していない人1000人のうち100人が発症する場合では、ワクチンを接種すると1000人のうち47人の発症に抑えられることが出来る」ということです。
新型コロナウイルスワクチンの有効率は90%程度とすごく高いので、「ワクチンを接種していない人1000人のうち100人が発症する場合では、ワクチンを接種すると1000人のうち10人の発症に抑えられることが出来る」ことになります。
誤解して欲しくないのは、ワクチンを接種したからといって必ずしも発症を抑えることが出来るというわけではないことです。
でも、有効率が90%というのはすごいことですね(^^)
次回は気になる副作用について書いてみます。
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